
AMD Ryzen 9 8940HSのベンチマークが登場。CPU性能が先代より12%向上
AMDでは2024年初め頃に現行のZen 4+RDNA3を組み合わせたRyzen 7040 APUの改良版であるRyzen 8040シリーズの投入を検討しています。このAPUはAMD社内ではHawkpointと呼ばれており、APU性能をさらに強化したStrix PointやStrix Haloシリーズの下位モデルにラインアップされるAPUとなっていますが、今回このHawkpointの中で最上位モデルになるRyzen 9 8940HSのベンチマークが登場しました。

Ryzen 9 8490HSは現行のPhoenix APUのリフレッシュモデルにあたるためコア構成などは同じで8コア16スレッドで16MBのL3キャッシュを内蔵しています。また、動作クロックもベースが4.0 GHz、ブースト時が5.2 GHzとこちらもRyzen 9 7940HSと全く同じ仕様になっているため、リフレッシュモデルとは言え、変更点がほとんど無いCPUになっています。
Geekbench 6のスコアではシングルコアが2596ポイント、マルチコアが13258ポイントを記録しています。
[table id=29 /]動作クロックなどRyzen 9 7940HSとほとんど違いが無いRyzen 9 8940HSですが、Geekbench 6のスコアではRyzen 9 7940HSをマルチコアでは10%、シングルコアでは12%ほどの性能向上を記録しており、動作クロックは同じながら処理の高速化が行われています。これによりRyzen 7040シリーズより高いパフォーマンスを発揮すると共に電力効率の観点からも若干ながら性能が向上すると見られています。
このRyzen 8040シリーズについては2024年1月に開催されるCES2024にて正式発表が行われる見込みです。
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