Intelの次世代製品のロードマップが組み込み機器メーカーから判明
Intelは2025年末ごろからPanther Lakeを発売するなど一部製品は決算発表などを中心に大まかな登場時期が明らかにされている一方で、Bartlett LakeやWildcat Lakeなど登場時期があまり明らかにされていなかったモデル含めてロードマップ情報が組み込み機器メーカーの情報から明らかになりました。


ロードマップはDFIと呼ばれる産業用コンピューターを開発、製造しているメーカーのもので、2025年から2027年までに計画されている製品群が明らかになっています。
Bartlett Lakeの12P+0Eは2026年Q2頃に登場。コンシューマー向けの可能性は低め?
このロードマップによると、長らくコンシューマー向けで登場が期待されていたBartlett Lake-Sの中で12P+0E構成のモデルについては2026年第二四半期頃までに登場すると言うスケジュール感になっているようです。
このBartlett Lake-Sの12Pモデルはゲーミング向けとして高い性能が予想されていたため、コンシューマー向けへの投入も期待されていましたが、実際に2026年第二四半期頃登場となるとコンシューマー向けとして本命であるNova Lake-Sに対して登場時期が近くなることからコンシューマー向けに新たに発売する意味はあまりないと言えるため期待されているコンシューマー市場での発売の可能性はかなり低くなったと言えそうです。
Wildcat Lake-Uは2026年初頭に登場
Wildcat LakeはPanther Lakeの陰に隠れたCPUですが、現行のAlder Lake-NやTwin Lake-Nの後継モデルとしてエントリー向け製品として登場すれば比較的多くのミニPCや低価格ノートPCへの搭載が期待されているモデルになっています。そんなWildcat Lakeですが、ロードマップでは2026年初め頃に投入されると記載されているため、恐らくCES 2026あたりで発表されるものと見られています。
Intel N100後継 Wildcat Lake の仕様が判明。2P+4LPEの6コア構成に
なお、このWildcat LakeはTwin Lake-Nの後継と言う話でしたが、今回のロードマップでは同じ製品カテゴリ内に位置していることから価格も抑えられた製品になることが予想されています。
Panther Lake-HはIntelの発表通り2025年終わり頃に発売も大多数は2026年以降に
Panther LakeはIntelが2025年終わりごろから投入する主力CPUで、Intel 18Aプロセスで作られる製品として性能向上、そしてIntel側の収益拡大などが期待されています。ただ、最近の話ではIntel 18Aの低い歩留まりから発売が延期されるのではないかと懸念されていましたが、ロードマップによると28Wで動作するPanther Lake-Hは2025年終わりまでに登場するなどIntelが明らかにしている投入時期と整合が取れている状態になっています。
Intel Panther Lake は2025年にはハイエンド構成のみ登場。メインストリーム向けは2026年以降 | GAZLOG
ただ、Panther Lake-Uなど大多数の製品は2026年以降に投入されるスケジュールでロードマップには記載されているため、過去に登場したリークの通りPanther Lakeのラインアップがすべて揃うのは2026年第一四半期以降になると考えられています。
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