Ryzen AI Max (Strix Halo) 内蔵 Radeon 8060S のベンチマーク登場。デスクトップ向けGeForce RTX 4060超えの性能を発揮

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Ryzen AI Max (Strix Halo) 内蔵 Radeon 8060S のベンチマーク登場。デスクトップ向けGeForce RTX 4060超えの性能を発揮

AMDは2025年1月に開催されるCES 2025でZen 5とRDNA3.5を組み合わせた高性能APUとしてRyzen AI Maxシリーズ(コードネーム:Strix Halo)の発表を予定しており、2025年3月までに同APUを搭載するノートPCの発売が計画されていますが、この中で最上位モデルとなるRyzen AI Max+ Pro 395を用いた3DMark Time Spyベンチマークの計測結果がリークとして登場しました。

Ryzen AI Max+ Pro 395はRyzen AI Maxシリーズの中で最上位モデルでCPU側には16コアのZen 5コアを内蔵しています。内蔵GPUにはRDNA 3.5アーキテクチャーで構成されるCompute Unitを40コア内蔵し、Infinity Cacheと256-bitのバス幅でLPDDR5Xが接続されるなど非常に高性能なスペックになっています。また、この高いスペックをアピールするためAMDではRyzen AI Max内蔵GPUに関してはCompute Unitを40コア搭載するモデルにはRadeon 8060S、32コア搭載モデルにはRadeon 8050Sと言う内蔵グラフィック用のモデル名が付与されています。

今回、リークされたのは最上位モデルと言うことで内蔵グラフィクスはRadeon 8060Sになりますが、3DMark Time Spyのグラフィクススコアは12,516ポイントを記録しています。

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Radeon 8060SはCPU内蔵GPUではあるのですが、スコアはデスクトップ向けグラフィックスカードと同等性能を記録しており、AMD製品で言うとRadeon RX 6700 XTに対して2%劣るレベルとほぼ同等性能と言えます。また、Radeon RX 7600に対しては約13.5%優れるなどミドルレンジクラスのグラフィックスカードは余裕で超える性能と言えます。これはNVIDIA製グラフィックカードと比べても同様で、GeForce RTX 4060に対しては約18%優れる性能を発揮し、GeForce RTX 4060 Ti 8GBに対して7%劣るレベルにまで迫る性能になっています。

この性能であれば1080p解像度でのゲーミングであれば最新鋭タイトル含めて快適にプレイすることが可能になります。また、このRadeon 8060SではノートPC内蔵のLPDDR5XをVRAMとして活用するため、32GBメモリーの場合、16GB程度をVRAMとして活用することが出来るなど、VRAM容量に関してはミドルレンジグラフィックカードを凌駕する設定にすることも可能で、VRAMを多く使用するゲームも快適にプレイすることが出来ると言えます。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • timespyのスコアは結構アツいですね
    これちゃんと電力食わせてあげれればディスクリート要らず
    まぁ、問題は安いディスクリート付けるのとどっちがコスパ良いかという話になりますが

  • 下手な安いゲーミングPCより利便性でてきたけど、ゲーミングノートPCって値段が高くてデスクトップよりガバいイメージ

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