Windows 11 25H2 の性能は24H2の変わらず。今後向上する見込みも薄め

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2025年秋登場のWindows 11 25H2のベンチマークが公開。24H2と変わらない性能

Microsoftは2025年10月頃を目途にWindows 11の次期大型アップデートにあたる「Windows 11 25H2」を配信予定で、既にInsiderプログラム登録者など一部ユーザーを対象に初期バージョンの配信が開始されていますが、今回このWindows 11 25H2について海外のテックメディアであるPhoronixがベンチマークを実施し、その結果を明らかにしています。

平均性能はWindows 11 24H2の変わらず

PhoronixはCPUにAMD Ryzen 9 9950X、メモリーは32GB、そしてGPUにはRadeon RX 9070を搭載したPCでWindows 11 24H2、Windows 11 25H2に加え、Ubuntu 24.04とUbuntu 25.10の4つのOSを用いて41項目に及ぶベンチマークを行っています。その結果、すべてのテストの平均値ではWindows 11 24H2と25H2の間に差は全くないことが明らかになっています。

個別のベンチマークではWindows 11 24H2と25H2で僅かながらに優劣が出る場面も確認できていますが、計測バラツキの可能性の方が大きく、一貫して性能の優劣は確認できない結果になっています。

いい意味でも悪い意味でも変化が少ないWindows 11 25H2

Windows 11 25H2 は安定性重視な小規模アップデートに。24H2から反省?

今回のベンチマークはまだ正式リリースの前であるため、正式リリース後には性能に変化が見られる可能性があります。ただ、現時点でWindows 11 25H2はWindows 11 24H2に対して無効化されていた機能を有効化する「イネーブルメントパッケージ」と呼ばれるアップデート形態が取られる見込みで、OSのパフォーマンスに直結するカーネル部分などには変更が加えられないと言われています。

そのため、今回のベンチマークの通りWindows 11 24H2と全く同じ性能であっても特に驚きの無い結果であると言え、パフォーマンス向上などはWindows 11 26H2など将来的なアップデートに期待する必要がありそうです。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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